関東暑いよー(´Д` )
日曜日はお台場のビーチでコロナ飲みながらギター弾いたりプロギャンブラーの話聞いたりたっくんのライブペイントやったりの夏祭り!!
みんな会おうー!!
2015年8月10日(月曜日)
【岩手県】 二戸市 ~ 北上市
寝起きで自販機でお水を買う。
冷え冷えの水で歯を磨いて顔をバシャバシャ洗ったらすぐにペットボトルの水はなくなってしまう。
さぁ、ヒッチハイク開始。
今夜こそ北上まで進むぞ。
北上までは2時間ちょい!!
楽勝!!
止まってくれえええええええええええええ!!!!!!!!
ドギャン!!!
「おう、トマト食えー。」
トマトでかすぎ!!
こんな食えねぇ!!
野良着姿の農家の爺ちゃんが止まってくれて、どんなお話しようかなーと思っていたら、意外にも爺ちゃん、元バンドマンという渋さ。
「俺はあれだ、ベーシストでな。昔はキャバレーとかで演奏してたんだ。あのころは華やかだったぞー。カラオケもないからみんなバンドの演奏で盛り上がるんだ。100人以上も女の子がいるキャバレーだ。バンドマンは女の子に手を出しちゃいけねぇがな。ニヤリ。」
渋ぃ!!!
「ギャラもよくてなー。万札をこうメンバーの頭数でテキトーにテーブルに分けて置くのよ。そして札の高さを見比べてな、だいたい高さが揃ってたらもうそれでOKなのよ。わざわざ数えたりしねぇんだ。」
渋ぃ!!
話を聞いてると、どうやら石原裕次郎の嵐を呼ぶ男みたいな感じの、箱付きバンドの時代に演奏していたんだそう。
「キャバレーで夕方から3ステージこなすだろ?そしたら今度は深夜営業をやってるホストクラブなんかに移動してまた朝まで演奏するのよ。ピアノのやつとかはいいわな。あいつら手ぶらで店に行けばいいんだから。俺たちゃ楽器とスピーカーを持って移動しなきゃいけないんだ。」
「今までのステージで1番怖かったのはヤクザの新年会パーティーだなー。みんな網走番外地とかを歌いたがるんだよ。北島三郎の仁義とかな。そしたらすぐにケンカが始まるだろ。もう怖くてな、アンプのケーブルをずっと握ってていつでも逃げられるように構えてたもんさ。ははは!!」
そんな農家のおじさんの車で楽しいドライブをすること30分ほど。
車が止まったのは奥中山の町外れ。
おじさんにお礼を言って車を降り、いただいたトマトを丸かぶりしながら親指を立てること10分。
すぐに車が止まった。
「こんにちはー。どこまで行かれます?紫波までなら乗せていきますよー。」
「ウチは三戸なんだけどぉ、姉が岩手に嫁いでぇ、台湾に行ってるのが帰ってきてるがら迎えに行ぐですよぉ。」
綺麗な奥さんの運転する車の中、変な人形と戯れながらのドライブ。
岩手の紫波といえば南部杜氏の里として有名な町だ。
日本酒を仕込む責任者のことを杜氏といい、杜氏さんの流派や個人によってお酒の味は大きく変わる。
杜氏さんは酒蔵のあるその土地の人ではなく、県外から雇われてやってくる場合が多いんだけど、この南部杜氏が昔から伝統的に日本中の酒蔵に出稼ぎに行くことが多い。
酒造りに長けた集団が、この南部地方では連綿と技術を受け継いで日本の技を伝えているのだ。
「南部には一戸とか二戸って地名があるでしょ?あれ九戸まであるんですよ。そして一応10になるのが十和田。でもなぜか四戸はないんですよ。不思議ですね。」
青森県と岩手県にまたがるこの南部地方はかつての岩手藩として栄えた場所だ。
あまり目立った観光地はないけども、山奥の地に、日本中央と刻まれた自然石が発見されたり、日本ピラミッドなる謎の遺跡があったり、さらには、ナニャドヤラ~という謎の言語が伝承されている田舎町の盆踊りがあったりと、ミステリアスな場所として僕は勝手に日本のディープゾーンというイメージを持っている。
このお盆前の時期だと、霊的な雰囲気もあいまってなんとも怪しげな空気が漂っている。
「昔ねー、いたこさんが近所にいたのよ。それで私の親がね、結婚指輪をなくしてしまった時に、いたこさんに聞きにいったの。そしたらタンスの中を調べてみなさいって言われて、実際探したらタンスの中にあったんですよ。いたこさんは地元の人でも不思議な存在です。」
「いちご煮って郷土料理があるんですよ。アワビとウニが入ったお吸い物。実はあれを使ったいちご煮ごはんってのが美味しいんです。いちご煮の缶詰があるんですけど、それを1缶に米3合。炊飯器で炊いて、炊き上がったら青じそを混ぜるんです。美味しいですよー。」
楽しいドライブであっという間に紫波に到着。
ここから目的地の北上までは20キロくらいだ。
ギラギラした太陽が照りつけて頭がぼんやりしてくる中で道路際に立ち、最後のヒッチハイクを試みるも、いい場所が見つけられずになかなか車が止まらない。
暑すぎて汗が吹き出して、iPhoneで写真を撮ろうとしたら、iPhone本体が熱されすぎて、熱が下がるまでお待ちくださいなんて初めて見る表示が出て驚いた。
それくらい暑い。
ついにたまらなくなって荷物を担いで歩いた。
幸い駅が近くにあって、わずかに300円で北上まで行けるようなので、電車に乗ることにした。
キャリーバッグのタイヤが完全に壊れて歩きにくい。
太陽に照らされて顔がずいぶん日焼けしていると思う。
無事に北上に到着し、そこで合流したのはトモさん。
前回の東北ヒッチハイクの時に乗せてくれ、盛岡まで送って行ってくれためちゃくちゃ優しいお兄さん。
このトモさんにお会いするのが今回の東北南下ヒッチハイクの大きな目的だった。
「おう!来たなー。よし、いいとこ連れてってやる!」
相変わらずクマのプーさんみたいな優しい笑顔全開のトモさんが早速連れて行ってくれたのは、とあるライブハウスだった。
かなり分かりづらいところにあるお店で、手作り感満載の店内も小ぢんまりとしている。
しかしすごくセンスが良くて、音楽をやるのにとてもマッチした雰囲気。
北上にはほとんどライブハウスがないみたいで、この町のミュージシャンたちはみんなこのカプカプに集まるんだそうだ。
街で会ったら余裕で目を合わせたくない系の怖すぎる風貌の店長。
しかしお話をするとなんとも柔らかい素敵な方。
綺麗な奥さんと可愛い赤ちゃん。
また戻ってきたい場所ができたなぁ。
「よし、そんじゃ飯食いに行こうよ。やっぱり岩手来たんだから美味しい冷麺食べよう。」
前回トモさんと一緒に車に乗っていたテルさんとも合流し、3人でやってきたのはヤマトという焼肉屋さん。
かなり大きな店舗なんだけど、家族連れで待ちが出ているほどの人気店。
ヤマトは岩手の人なら行ったことがない人がいないほどメジャーなお店みたいだ。
冷麺うめえええええええええええ!!!!!!!!!!
爽やかあああああああ!!!!!!!
コクがやばえええええええええ!!!!!!!
麺がくにゅくにゅううううううううううう!!!!!!!
スイカ必要?
もちろん必要!!!
「フミはこれからどうするの?」
「あ、明後日くらいまでに東京にヒッチハイクで降りようかなって感じです。」
「ふーん、東京かー。ふーん………行こうかな。」
「そうなんですよー。はははー……ってええええ?!!!」
「いやー、なんか面白そうじゃん。ノリで東京行っちゃうとか。東京の友達にも会いたいしさ。よし、行っちゃうか。」
ええええええ!!!!!!
ここから東京まではまだ何百キロもある。
おそらく2日はかかるだろうと計算していたのに、このままトモさんと向かえば明日の朝には着いちまう!!!!
明日から東北は雨予報。
そんな中でヒッチハイクと野宿なんて大変な道のりになるなぁと思っていたのに!!!!
「え?いや、面白そうだから行くんだよ。面白いことしようぜー。」
トモさん、マジでありがとうございます!!!!!
ありがとうございます!!!!
よっしゃー!!
トモさんと楽しすぎる東京までのドライブ!!!
明日関東に戻ったら車に乗れるぞーーー!!!
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夏真っ盛りの8月ですね。
死ぬほど暑いですね………
そんなスーパー暑い中、波打ち際でビーチイベントをやります!!
ビーチでコロナビールを飲みながらギター弾いて、旅の話して、波打ち際で水をかけあって、やだー冷たいー!!ってなってムキになったところで女の子が態勢をくずしてこけそうになってすかさず手をつかんで優しく抱きとめてストップザシーズンインザサン。
や、やべぇ………想像しただけで……!!!
なんでもありません。
★日にち………8月23日(日曜日)
★場所………お台場海浜公園シーリア前
★時間………16時 ~
★お代………お気持ち
★出演………プロギャンブラーのぶき、たっくんコドナの落書き、金丸文武
お台場のビーチで夕日を眺めながら、コロナビール。もちろんカットライムをイン。
のぶきさんのトーク、たっくんのライブペイント、僕の弾き語り。
てなわけでこの夏、みんなでコロナ飲みながら暑い旅の話をしましょう。
カリフォルニアのビーチにはコロナが最高にマッチしていた。
みなさん、予定空けといてください^_^!!