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Channel: 金丸文武 3年で出来ること
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富良野最後の夜

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2015年8月5日(水曜日)
【北海道】 旭川 ~ 富良野








「金丸さん、それじゃあ行きましょうか。」




ゆうべライブが終わってから、そのまま泊めていただいたスガデガスさん宅。


フリーメイソンがどうとかこうとかって都市伝説好きな息子さんの怖いもの見たさの好奇心に、将来の旅人の姿を見ずにはいられない。




夏休み中の部活動があったみたいだけど、僕のライブを見て音楽や旅のことに興味を持ってくれ、わざわざ部活を休んでしまった息子さん。



都市伝説なんて怪しいものに興味津々な青少年にとったら、世界一周してきた大人ってのも充分怪しい存在なんだろうな。





そんな漫画あったりしたよな。



子供の頃、家に世界を旅しているというワイルドな大人がやってきてかっこいい言葉を残して去っていく。

おぼろげな記憶だけど、その言葉を忘れずに子供は成長していく……なんてストーリー。





まぁ僕はかっこいい言葉なんて言えないけど。





「コカコーラのレシピを知ってる人、世界に2人って都市伝説、知ってるかいー?知らないぃー?まだまだだなぁコノヤロウ!!」



「えー!じゃあこれは知ってる!!??アメリカの1ドル紙幣の絵柄はうんたらかんたら…………」



















車の中でそんな話をしながらやってきたのはとあるラーメン屋さん。





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旭川の中心部から離れた住宅地の中にある小ぢんまりとしたお店。


見るからに地元の人、それも近所の人しか来ないであろう飾り気のない佇まい。


さらに「幸来軒」という日本に1万店舗くらいありそうな地味な名前。




「いやー、うちはここしか来ないんですよねー。前は色々行ってみたんですけど、やっぱりここに帰ってくるんです。」






そう言うスガさん。

地元の人が愛するお店。それこそラーメン巡りの真髄。


















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店内、とりあえず暑い。




北海道って夏もそんなに暑くならないからエアコンが必要ない。

窓を開けて扇風機つけとくだけで普通に過ごせるんだけど、さすがにラーメン屋さんでそれはキツい。


このお湯の熱気の立ち込める店内でさらにラーメン食べたら汗だくだくだ。






でも肝心のラーメンはものすごく美味しかった。






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味噌ラーメン、650円。

ボリューム満点。



マジで味噌ラーメンに900円とかの値段つけてるお店ってなんなの?って思える。

すっごい美味しかった。






スガさんと息子さんが食べていたのは醤油ラーメン。


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オーソドックスな鶏ガラ醤油。

いやー、これだわ。







お客さんは作業着を着たおっさんだったり、常連風のファミリー連れとか。

本当に地元の人のためのお店なんだなぁ。


1人じゃ絶対来られなかった。




僕の地元でいうと、天領うどんとか五腕堂みたいな存在なんだろうな。







スガさん、最高です。
ありがとうございます!!





















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夏真っ盛りの富良野は花が咲き誇って、大地そのもの、すべてが芸術品と化す。




中富良野にあるラベンダーで有名な富田ファームにはとんでもない数の観光客が全国から押し寄せ、さらにアジア人旅行者の団体が鬼のようにお土産物を買いあさり、観光都市、富良野が今も健在であることを示している。




むしろ外国人観光客はどんどん増えているという。


町の中にあるお土産物モールの富良野マルシェでは、片言の英語を話すアジア人旅行者と片言の英語を話す店員さんのやりとりが毎日繰り広げられている。








しかしそんなハイシーズンは長くは続かず、だいたい9月に入る頃には観光客も減ってきて、10月にはよほどの物好きくらいしかやってこない。



これで富良野の観光シーズンも終わりかと思いきや、そうではない。






11月からは厳しい雪の季節が始まるのだが、実はここからが富良野の本領発揮。




スキーシーズンの到来だ。





スキー場は2つ。

町からすぐのところあるのでアクセスはバッチリ。





富良野の雪は本当に素晴らしく、いくらこけてもまったく痛くない。

諸外国、特にオーストラリアからのスキー客でペンションやホテルは埋め尽くされ、雪に閉ざされた町に外国人が溢れる。





スキー場の花火大会

スノボのジャンプの大会

すべてが雪で作られたバー






氷に彩られた、アナと雪の女王の世界。


マイナス30℃の樹氷。


晴天にそびえる真っ白い十勝岳。


凍りついて開かないドアノブ。















幻想のスノーシーズンはだいたい3月の頭くらいまで続き、雪がとける4月になると町は完全に観光の機能を失う。


ほとんどのホテルが休業期間に入り、夏のシーズンに向けて整備や改装を行うのだ。







5月下旬の遅い桜がまだ雪を残した山々に散った頃から、少しずつ観光客の姿が見られるようになる。


ライダーやチャリダーの姿も増えはじめ、7月になればまた花か咲き乱れる楽園になる。














1年を通してすべてが美しい富良野。



美しい自然。


美味しいご飯。



そしてなにより温かい人たち。







人との出会いと同じように、町との出会いもまた縁なんだよな。


富良野に出会えた人生でよかった。


























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スガさんに富良野まで送っていただき、昼の間にもう少しだけ挨拶周りをして、夜は磯江さんの家で飲み会をした。



仲のいいメンバーが集まって、みんなであーだこーだ言いながらビールを飲んだ。





バンドの話、町の話、生活の中にあるささやかな人間関係に付随する話が飛び交う。





富良野は小さな町だ。

いろんな噂話がある。




誰と誰は仲がいい、あの人にはお世話になった、あの人とは付き合わないといけない、そんな大人の話。



色々とアレがアレなんだよね!!って、それだけでなんとなくわかってしまう僕も、もうきっと大人なんだろう。













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室内でもやっぱりジンギスカン!!







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磯江さん手作りの黒ニンニク。

ゼリーみたいになってて、めちゃくちゃ健康食品!!








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将来の男前を約束されてるこの笑顔の青年は磯江さんの息子のナオキ君。17歳。


結構日本中でも有名なドラマー。
上手すぎて。




ステージでスティックを握ってる時は鬼神のようなバチさばきだけど、実はまだ高校2年生のシャイな男の子。


なので僕らも気を使って真面目な話をしていた。






「よし!!とりあえず合コンを開いてカラオケに行って、音が大きくて声が聞こえないふりしてわざと女の子の耳元ギリギリまで近づいて女の子にドキドキさせる戦法でいくんだ!!」




「エッチをしまくったら、また新しいドラムの境地が開けるんだよ!!やりまくりだ!!」





いやー、楽しい^_^


























夜0時を過ぎて、ようやく全員がそれぞれの家に帰っていった。




1人になった部屋の中。

僕はこの別宅で寝させてもらえる。










静かな部屋。

少しゴミを片付けたけど、やっぱり明日やろうとソファーに横になった。







明日富良野を出る。





次はいつ来られるだろう。







バスはなくなったけど、佐藤さんへの想いは消えない。



またいつか必ずあんな場所を。
















ジンギスカンの匂いが残る部屋。


電気を消して目をつぶる。












富良野に住もうと思った。









~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






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ビーチでイベント!!!


★日にち………8月23日(日曜日)
★場所………お台場海浜公園シーリア前
★時間………16時 ~
★お代………お気持ち
★出演………プロギャンブラーのぶき、たっくんコドナの落書き、金丸文武










お台場のビーチで夕日を眺めながら、コロナビール。もちろんカットライムをイン。



のぶきさんのトーク、たっくんのライブペイント、僕の弾き語り。






てなわけでこの夏、みんなでコロナ飲みながら暑い旅の話をしましょう。


カリフォルニアのビーチにはコロナが最高にマッチしていた。






みなさん、予定空けといてください^_^!!






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