2015年6月22日(月曜日)
【東京都】
「溝の口はスラムだよー。」
そう言うユージン君。
彼は音大生。
カッピーも音大生。
ナナちゃんもそうまちゃんもたっぺい君も出町君も、今回のライブの出演者、ほぼ音大生。
音楽のエリートたちに囲まれて、フェルマータがなんなのかも知らない僕は一生懸命歌うしかないです。
フェルマータってなんでしょうね。
スマータなら知ってるんですけど。
というわけで洗足音大に浸入。
さすが、芸術の大学は違います。
なんか手前にある大理石の球体、これ2千万するらしいです。
ただの飾りに2千万。
それこそ芸術。
この球体にふざけて乗ったら退学になるという都市伝説があります。
怖いですね。
ちなみにドラマの中で、のだめちゃんはこの球体に乗ったらしいです。
さて、全国のお嬢様、お坊ちゃんたちが集結する音大などという聖域に、粗大ゴミみたいなギターケースをぶら下げた旅人が突入ですよ先生。
大丈夫ですかあああ???うぅぅぅんん?
「あ、あれはクラシック科だね。」
「あれはジャズ。間違いない。」
「あれはロック。」
横にいるカッピーが持っている楽器とその人の身なりを見て何の音楽を専攻しているかを分析している。
なるほど、確かにクラシック科の女の子はヒラヒラしたいかにもお嬢様といった服を着ている。
ジャズ科の女の子はジーパンとかの飾らないシンプルな服で、髪の毛もそんなに派手じゃない。
ロック科の子は金髪前髪パッツンとかなのですぐわかる。
ていうかロックを勉強しに音大に行くんだなぁ。
そんなもんなんかな。
ていうか当たり前ですけど、みんながみんな楽器を持って歩いている。
ケースに入れて背負ったり手にぶら下げたり。
大きいもの小さいもの、長いもの太いもの、それぞれに色んな形があるので、なんだかまるで武器みたいに見えてくる。
強そうな武器を持ってる女の子が歩いている。
うーん、あんなに清楚そうな箱入りお嬢様が体よりも大きいケースを背負って歩いてる姿ってなかなか萌えますね。
お嬢様あああああああああ!!!!!!
俺のトロンボーンを上に下に上に下に上にいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!いやっふおおおおおいいいいいいい!!!!!
あさってライブです。
そんな優雅な音大には、テラスにカフェがあります。
エスプレッソを飲みました。
音大の洒落たテラスで椅子に座ってエスプレッソですよ。
美々津の人たち、エスプレッソって知ってます?
僕は成人になっても知りませんでした。
しかしヨーロッパを旅してきた今となっては、まるで本屋に立ち寄るようにさりげなくオープンカフェでエスプレッソをたしなむことができます。
そう、ヨーロッパのあの優雅な空気とエスプレッソの苦味が絶妙にマッチする昼下がり。
やはりここは音大ですからね。
ヨーロッパを知ってる僕ですので、エレガントにいかないといけない。
大人の余裕、ってやつかな、クスリ。
「すみませーん、マンゴーに出っしーてくださいー。」
ぬあんだとおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
JDがマンゴーに出して欲しいだとおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
JDがああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
マンゴーラッシー美味しそう。
JDの横でエスプレッソちびちび飲んで、洗足を後にしました。
帰りに音大生行きつけの中華料理屋さんで塩ラーメン食べて帰りました。
ふぅ。
ライブあさって。