2015年9月23日(水曜日)
【東京都】 蒲田 ~ 中野新橋 ~ 品川 ~東北沢
今日は1日たくさんの用事でパンパン!!
全部キチンとクリアーするぞ!!
まずは朝からカッピーの新店舗引越しの手伝い!!!
本当カッピーの人徳ってやつで、食器とかレンジとか、誰か要らないもの寄付してくださいー!と呼びかけたところ様々なものが周りの人から集まってきている。
普通に買い揃えたら何十万もするような開店準備費用がほぼゼロ。
本当すげぇ。
てなわけでまずはカッピーの知り合いのお家を周り、色んなものを譲っていただき車に積み込んでいく。
ヨンチャにも寄って冷蔵庫なんかをゲットしたら中野新橋へ。
夜はゴーストタウン一歩手前だけど、昼も相当に人のいない中島商店街の一角。
道路沿いに車止めても何の問題もないような静寂の歩道。
数件の食堂、お惣菜屋さんもある商店街は、とりあえず人の生活は感じられる。
ささやかで穏やかな商店街ではあるんだけど、この中野新橋が実は東京でも屈指の面白ゾーンということを知ってる人はあまりいない。
この中野新橋の本当の顔。
それは住民の10%くらいがオカマ、ゲイだということ。
夜の居酒屋に行けば、お客さんの中に必ずそっちの人がいる。
少し離れた羽衣湯という銭湯は東京屈指のハッテン場だ。
ハッテン場ってのはオカマやゲイたちの出会いの場所。
そんな町で飲み屋をやるということ。
カッピーが新し世界に目覚めないか、ちょっと楽しみ。
2人で荷物を入れ終わると、お店の中は夜逃げ前みたいな状況に。
「あぁー、明日保健所の検査があるんだよなぁ。明日までに綺麗にしなきゃなぁー。」
ご飯を食べたら一緒に車に乗って今度は品川へやってきた。
カッピーに車を預けて1人で歩いて行くと、東京のカクカクしたビルの間にどこか風情のある通りを見つけることができる。
品川宿。
東海道五十三次の宿場のうち、1番目に数えられる宿場町だ。
そんな町で約束をしていたのはいつもお世話になっているハースの横畠さん。
そしてもう1人そこにやってきたのは品川区の区議会議員さん。
インドにリコーダーを持って行ってストリートチルドレンたちに音楽を教えたいという僕の考えに賛同してくださった横畠さんが、このかたをご紹介してくださったのだ。
お2人ともお酒好きな方なので、まだ明るいうちからビールを飲もうとそこらへんにあったお店に入ってビールで乾杯。
やっぱり政治家さんってのはお話が面白い。
色んなことを知っているし、感情論だけで片付けられない冷静な部分を的確にアドバイスしてくださる。
しかもこのかたの専門は貧困や職業支援など。
まさにインドで僕が立ち向かおうとしているところにドンピシャなので、正直に話を聞いていただけた。
「やることにすごく価値はあると思いますよ。世界中を見たって外国人が違う国で色んな活動をしたりしていますよね。インドだけが閉鎖的でそういうわけにはいかないってこともないでしょうし。」
インドに行くのは結構怖い。
どうなるかマジでまったくわからない。
何ひとつできずにケチョンケチョンになって蹴り出されるかもしれない。
でもだからって怖がって何もしなかったらこの胸のモヤモヤは一生とれないままだ。
自分勝手な自己満足かもしれない。
それでもいいから、納得するところまでチャレンジしなきゃな。
議員さんとは本当に有意義な時間を過ごさせていただきました。
品川宿は東海道の始まり。
つまり旅の始まりの町。
ここから何かが始まるんだよな。
横畠さん、今日の時間を作っていただいてありがとうございました!!!!
すっかり暗くなった品川から電車に乗って次にやってきたのは東北沢の駅。
シルバーウィークでは東京のあちこちでお祭りをやってるのを見かけたが、この東北沢という小さな町でも駅前に勇壮なハッピ姿に身を包んだ男衆と、小ぢんまりとしてはいるが立派なお神輿の姿を見ることができた。
巨大なビルディングと日本中から人が集まってくる東京において、東京生まれの人たちに帰属意識はあるのだろうかと不思議に思ってしまうが、やっぱりここも人の住む町であり、地元意識のある小さな町の集合体であることには変わらない。
三社祭とか大きくて有名なお祭りだけじゃなくて、名もない小さなお祭りが町の数だけ存在するんだよな。
かけ声とともにお神輿が井の頭通りを進んでいくのを横目に見ながらやってきたのはここ。
僕の師匠、テディーさんのお店。teddy's。
シンガーソングライターでありレザークラフトマンであるテディーさん。
昔からテディーさんに色んなものを皮で作ってもらっていた。
ナイスタイミングでそこにやってきたのは車を運転するカッピー。
助手席にはカッピーと今度のお店を一緒にやるいとこさんが乗っていた。
テディーさんにあるもののオーダーをしたらすぐに車に乗り込んだ。
完成するのは今度東京に戻ってきたときだ。
よろしくお願いしますとテディーさんに伝え、また中野新橋に向かった。
途中、ドンキホーテに寄って4日後のプレオープンに向けてのお酒や小物の買い出しをしてmondeに戻ってきた。
お店の中はまだごちゃごちゃと物が溢れかえっていて、本当に4日後にお客さんを入れられるのか?という状況。
ひとまず今日もらってきた食器類を洗い、戸棚に収納していく。
「この皿どこに置く?ここでいい?」
「ちょっと待って。まずは棚の下に敷物を敷いてからだよ。」
「ていうか俺この上の棚、手届かないんだけど。」
「えー、だってこの店ってこの前までおばちゃんが1人で居酒屋やってたんでしょ?そのおばちゃん上の棚とか絶対届かないでしょ。」
あーだこーだ言いながら配置場所を決めていくのが結構楽しそうだ。
オープン前のこの時間。
きっとこの時間ってワクワクドキドキするものだよな。
お手伝いさせてもらってるだけで楽しくなってくる。
「ていうか厨房の機材って……これなの?」
「えー、何か変?完璧だよー。」
レンジだけ異常に立派すぎる(´Д` )
コンロ(´Д` )
「いやー、完璧だね。」
「完璧。製氷機もバッチリ動いてるし。」
「ていうか明日、保健所の検査なんやろ……?」
「あへえええ!!!保健所ちゃんと通るかなぁ!!」
「てか近所の人に2年で潰れるって言われたよ。絶対2年もたせてやる!!」
これで繁盛したら本当ウケるよなぁ。
でもこの2人ならやってしまいそうな気がするなぁ。
「よおおし!!飲み行こうぜ!!」
「さっきモンゴルから帰ってきたばっかりなのに元気だよなぁ。」
「全然ヨユーだよ!!さぁ!飲むぞー!!」
本当、この2人ならたくさんの人が集まりそうだわ。
さて、現在この日記を書いているのは山形県の酒田市です。
これから山を越えて岩手県に向かいます。
ちなみにリアルタイムでは中野新橋monde、無事にプレオープンして毎日3回転するくらいお客さん来てるらしいです。
さすがやなぁ。
みなさんも気軽に行ってみてください!
予想通り、ゲイとオカマさんがたくさんいるみたいですので楽しいですよ^_^