2015年7月13日(月曜日)
【東京都】 渋谷 ~ 新宿
僕の本、セカウマこと「世界の路上で生まれた奇跡」が発売されて1ヶ月が経ちましたが、おかげさまで売れ行きも好調で、新宿の紀伊国屋書店では2列平置きしてもらえております。
ありがたい!!
Amazonでは今はランキングも下がってきましたが、一時は1位にならせていただいておりました。
その時の様子がこれ。
この写真なんですが、みなさんからなんだこれは?みたいな反応があったんです。
そう3位にいる「ギャンブルだけで世界6周」ってやつです。
僕もなんだこれ?って思いました。
ギャンブル、つまりカジノでの稼ぎだけで世界を旅してるということなんですが、んなことできるのか?と。
あの小林ナニガシさんもシンガポールのカジノで奇跡の10万円勝ちをしましたが、その後にカジノに通って見事全財産を消滅させて鳥になりました。
翼をくださいを歌いながら。
カジノ、ギャンブルなんて勝ち続けられるわけがない。
パチプロなんて人たちもいますが、僕はイマイチ信じられません。
きっとすんごい研究熱心で、確かに本当にそれで生活してるのかもしれないけど、僕みたいな庶民レベルの感覚では到底イメージできない。
良くて30パーセント負けくらいじゃないですか?
10万円元手で1ヶ月勝負しまくって7万円残ってたらすっごいことだと思います。
それを常に勝ちながら世界を旅する?
こんな本出してるけど、どうせ実際はそれだけの稼ぎじゃないんじゃないの?
そう思ってました。
そして今日。
友達のたっくんコドナと渋谷でランチしました。
たっくんに連れて行ってもらったのは渋谷駅からちょっと歩いたオシャレカフェ。
さすがたっくん。
ハンバーガーランチとか田舎者からしたらオシャレでしかない。
そしてそこにいたのは……………
出た。
そう、この人こそギャンブルのみで世界を6周した人、のぶきさん。
まぁのぶきさんのお話の面白いこと。
すっごい飾らない人だし、自慢が全然ない謙虚な人。
後でのぶきさんの本を読ませていただいたんだけど、この人、ラスベガスをはじめ世界中のカジノのブラックリストに載ってるらしい。
ウケる。
もちろん悪いことしてそうなるんじゃなくて、あまりに勝ちすぎるから。
緻密に計算して行くカジノを割り出し、そこで腰を据えて勝負。
ブラックジャックやポーカーでガンガン勝ちまくり、ルールを変えさせ、カジノの「うちのルールは勝ちやすいですよ!」なんて看板を下ろさせるほど。
VIP扱いでホテル代を無料にしてもらったり、マネージャーの部屋に招かれたりなど、映画の中のデニーロみたいな生き方をしてきている。
ベガスの老練なプロたちの間でも有名な存在なんだそう。
ジョーペシに喉をペンで刺しまくられたりされないか不安になってくるわ…………
見た目は本当に普通の人。
しかしギャンブルは人を見る仕事。
いかに勝負相手の一挙一動でその人間の性質を見抜くかで勝ちは大きく左右される。
そんな生き方を15年もやってきている人だ。
話しているだけで僕みたいな人間、何もかも見透かされているはず。
しかしそんな人だからこそ、どうすれば相手と上手く空気を作れるかをよくわかってらっしゃる。
話していてすごく心地よくて楽しい。
みんなで大笑いしながらすごく楽しい時間をしごさせてもらった。
たっくん、引き合わせてくれてマジでありがとう。
たっくんと知り合ってからどんどん新しい展開が開けていくよ。
あんまり楽しくて、いつかこの3人でなにかイベントできたらいいねという話になった。
のぶきさんは現在、日本で様々な形で講演活動をしている。
旅モノから企業への研修系から本当に幅広い。
勝負師としての発想は、きっと企業で働く人へのいいアプローチになるんだろうな。
のぶきさん、たっくん、楽しい時間を本当にありがとう!!
のぶきさん、たっくんとのお喋りを終えたら急いで新宿へ。
そこでいつもお世話になっているあやさんと合流してやってきたのは、某一流企業。
新宿の高層ビル群の中、庶民を見下ろすヤバイところに会社を構えるスーパー大企業のオフィスに突入。
あやさんは帰国してから色々と仲良くさせてもらっている謎の女性。
そんなあやさんがスタスタと新宿の高層ビルのオフィスに突入していく。
だ、ダメですよあやさん………勝手にそんな呼び出しボタン押しまくったら…………
「おー、どうもどうも。さ、こちらへどうぞ。」
スーパー大企業の役員さんがあやさんをお出迎え。
もうわけわからん。
それから大企業の中の応接間で色々とお喋りをして、社長さんとか執行役員さんとかの名刺いっぱいもらいまくって、僕名刺ないんですゴメンなさいって言いまくって、ビビりながら退社。
いやー、もうあやさんあんまりビビらせないでくださいよー、って話ながら次に連れて行ってもらったところ。
ん?なんですかこれは?
ん?なんですかこれは?
あやさんと一緒に入った新宿の割烹料亭。
なにここ………ギャグ……?
映画の中の世界です。
足を踏み入れただけで、バンパイヤが日光に触れてジュゥ!!ってなるような貧民バリアーが張られているわけだけど、あやさんがいるからギリクリアー。
その店の一番奥にある、完全に国の行く末話し合いレベルの個室に通される。
ドアを開けると、そこには1人の老人が座っていた。
ただごとじゃないオーラ。
鋭い眼光。
僕の直感がすぐに気づいた。
(間違いない……ヤクザだ………)
「フミさん、こちら◯◯の社長のHさん。」
ただの新宿を代表する大社長でした。
や、ヤバすぎる…………
「さ、どうぞお座りください。」
「で、ですよねーー!!!本当◯◯マジリスペクトっていうか生地っつーんですか!?マジ戦後の日本の経済成長を支えてきた立役者!!よっ!!ダンディズム!!」
死にたくないので言っときますが、こんな無礼なこともちろんしてません。
新宿のいたるところにビルを持ってるスーパー大物です。
本当に素敵で上品で知的で、でもどこか野生的なパワーが漲るかたでした。
「ささ、お好きなお酒を飲んでね。」
もう奇跡。
なにこの味。
僕はしがない旅人ですが、こうした機会に恵まれることもあって、結構良いものを食べさせてもらっています。
世界でもたくさんの素晴らしいご飯をいただいてきましたが、やっぱりもう、
日本食って奇跡。
こんな国マジでない。
世界を回ってきてやっぱり日本最高!とかって手放しに褒め称えたりしないですけど、食だけはマジで日本に生まれてよかったと思える。
最高だー……………
他では絶対飲めないっていうか世に出回っていないマジでヤバい日本食も出てきて、完全天国。
そしてHさんのお話がまた面白い!!
「戦時中に三重に疎開しててねぇ、畑に砲弾のカケラとかが落ちるんだよ。それを拾い集めたりしてねぇ。」
「ガード沿いに思い出横丁ってあるじゃない。昔はあそこションベン横丁って言ってね、みんなあそこでションベンして臭かったんだよー。」
昔の新宿ってどんなだったんだろう。
黒澤明の白黒映画の中に出てくるような、狂気の賑わいだったんだろうな。
この日本最大のビジネス街、歓楽街の成長とうつろいをHさんはずっと見てきたんだよな。
うー、面白い。
Hさん、また面白いお話聞かせてください!
ありがとうございました!!!
そしてあやさん。
いつもすごすぎるお引き合わせ、本当に感謝します!!!
隊長と会えたから、たっくんと繋がった。
たっくんと会えたから、のぶきさんと繋がった。
人との出会いはどこから広がるかわからない!!
それをものにするのは人間力。
あやさん、いつも勉強させてもらってます。
さてー、そろそろ出発の準備しなきゃな。
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次のライブは北海道。大好きな富良野。
毎年開催されている野外イベントです。
北海道中からベテラン、そして若手のアマチュアバンドが集まって、ジンギスカンのバーベキューしながら夜通し飲みまくりの2日間のライブ。
大自然の中で音楽とバーベキュー。
超楽しいので遊びに来てください^_^
【富良野 ゆうふれ音楽祭】
★場所………富良野市山部 太陽の里キャンプ場
★日時………8月1日(土曜日)17時~ 8月2日(日曜日) 9時~
★料金………無料
★出演………多数 (僕の出演は2日のほうです)
もうひとつ、旭川で。
大好きな奇才シンガーソングライター、スガデガスさんとツーマン!!
場所は北海道の有名フォークバー。
【二匹が、足る】
★場所………旭川フォークジャンボリー (旭川市3条6丁目 ヨシタケ1号館 3階)
★日にち………8月4日(火曜日)
★オープン………18時半
★スタート………19時
★チケット………2000円(ワンドリンク付き)