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Channel: 金丸文武 3年で出来ること
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福島、閉鎖されていた危険区域へ ①

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2015年10月14日(水曜日)
【福島県】 喜多方市 ~ いわき市






無事ロータリークラブでの演奏を終え、ゆうべは高橋さんとミニ打ち上げで居酒屋へ行った。


以外に疲れていたようで少し飲んだだけでドッとしんどくなって居酒屋で横になって眠りこけてしまった。

緊張して張り詰めてたんだな。



それから高橋さんに用意していただけた場所で眠らせていただき、喜多方の寒い夜をしのぐことができた。



つっても居酒屋で眠りこけたおかげでまったく眠れなくなってしまって、寝返りうちながらめちゃくちゃ寝不足のまま朝を迎えた。




「金丸さーん、おはようございますー。」


「あ……お、おはよう……ございます……」




朝、元気よく起こしに来てくださった高橋さん。
ゆうべもあんなに飲んだというのにこれから仕事だそうだ。

喜多方の人は日本酒を水みたいに飲む。




「さ、じゃあ行きましょうか。」



「ん……え……?ど、どこに…………?」








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朝ラー。


喜多方名物、朝からラーメン。


喜多方は朝の7時からやってるラーメン屋さんがたくさんあるのだ。
さすがはラーメン王国…………眠い…………







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顔に元気がねぇ…………


しかし喜多方屈指の超名店、まこと食堂で朝ラーなんて光栄だ。







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ドアが開くたびに朝の冷たい風が吹き込むラーメン屋。

さわやかな朝日にラーメンの湯気がゆらめいている。


入ってきた人たちみんなと笑顔で世間話をする高橋さん。

みんな地元の人で、みんな顔見知りという小さな町だ。



ラーメンは650円だったかな。

すっごいクオリティ高い。

いやー、喜多方、大満足だ。




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高橋さんにお礼を言って喜多方を出発。

まだ朝の8時前。こんなに早くから動くのも久しぶりだ。


おととい喜多方に入るときに走った道を戻るルートを選んだのはもちろん紅葉を見るため。

この前はすでに日が落ちていたのであまりいい色彩を見られなかったけど、この日の晴れ渡る空は山一面の紅葉のうねりを期待させてくれる。


のんびり紅葉狩りといくぞ!!







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山の中をズンズン走っていくと、やがて裏磐梯エリアに入り、桧原湖が見えてくる。

白樺の木が湖のほとりで寂しそうに佇んでおり、思わず車を止めて外に降りた。



ぬおおおお!!!!!寒すぎる!!!

かなりの強風が湖から吹き渡ってきて、一緒にして震え上がった。


山の上なのでそりゃ喜多方よりも気温が下がる。



しかしその張り詰めた寒さの中できらめく木々と湖は心を洗うように清潔感がある。









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いやー、紅葉ヤベェなぁ、たまんねぇなぁ、とキョロキョロしながらハンドルを切る危険運転で山の中をノロノロ走っていく。


ちなみに他の車もみんな紅葉狩り目的なので、フラッフラしながらちんたら走っている。


山の中の道が交通法規ほぼ無視のかなり自由な道になっている。


さらに道端に車をでーん!と止めてる人もいるし、写真を撮るために道をウロウロしてる爺ちゃん婆ちゃんがいるので危険極まりない。




いやー、気持ちわかる。

たまらんよなぁ。山全体が黄色や赤に萌えて、この広い青空の下に悠然と広がっている。

日本の自然は世界に自慢できるもののひとつだよ。










そしてしばらく走っていると、道端にひときわたくさんの人たちが集まってる場所を見つけた。






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爺ちゃんたちが高価そうなカメラをぶっ立てて真面目な顔でガードレールの向こうを睨みつけている。

どうやらかなりのビュースポットみたいだ。


俺もすぐに車を止めて爺ちゃんたちに混じってガードレールの向こうを眺めた。



ため息が出た。









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こういうのを見ると日本っていいなぁと思う。

本当、日本いいわ。


冷たい風に吹かれていることも忘れて、ただただ目の前の壮大な自然美に心を打たれていた。


















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裏磐梯、安達太良山を抜け、国道4号線を突っ切りそのまま海沿いへ向かってアクセルをふかす。

山道の大自然もよかったけど、こうした田舎の里山の何気ない風景もたまらなく心を穏やかにしてくれる。


刈り込まれた稲穂が田んぼの上で干されており、乾いた風が晩秋の到来を告げている。


あー、こんな田舎で田んぼを耕しながら生きる人生ってどんなものなんだろう。

どんなことに喜びを感じられるだろう。

きっと、すぐに仲良くなれるような人がこの町にも住んでいる。


そこを走り抜ける時、大きな寂しさが胸に触れてくる。



長閑だなぁ。







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ふと、向こうのほうに何かが見えた。

何か黒い塊が、田園風景の中に積み上げられている。


なんだあれ…………?







まだ気づいてなかった。


すで自分が危険地域に足を踏み入れていることを。







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