2015年9月11日(金曜日)
【京都府】 京都市
いやああああああああああああ!!!!!!!!!!
京都久しぶりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!
京都の友達にラーメンなら一乗寺の天天有がオススメだよって言われた!!!
そして来てみたら準備中の札!!
おのれコンチクショウ!!!!俺を誰だと思ってんだ!!ホームレスだぞばか野郎!!と思いながらも、隣を見たらそこもラーメン屋さん。
一乗寺は関西屈指のラーメンエリア。
そこらじゅうに行列のできる有名店がひしめいてる。
よーし、もういいや。どうせここも美味しいだろ。
並んでるし。
薄味で出汁がきいたはんなり上品な京都の都の味を楽しませていただきます!!
いやああああああああああ!!!!!!なにこのニンニク臭いのおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
まさかの二郎系。
並んでるの全員大学生。
な、なんかおかしいと思ったんだよ…………
なんで京都まで来てこんなドギツいベロベロのぐちょぐちょのニンニクまみれを食べなきゃいけないんだ………今夜は舞子さんの唇を奪わなきゃいけないのに…………
悔しいから今度こそ全部食べてやるぞおおおおお!!!!と超絶気合いを入れて食べ始めたけど、やっぱ半分でノックダウン。
全部なんて食べられないよ…………
よくみんな最後まで食べられるね…………
久しぶりの京都。
だいたいいつも観光で好きなお寺とか桜とかを見に来ていたけど、路上もたまにやっていた。
場所は祇園。
関西のお金持ちたちが集まる高級クラブ街。
雰囲気がいいんだよなぁ。
舞子さんとか芸妓さんがしゃなりしゃなり歩いてて、お寺や神社があって、町家のよしずも綺麗だし。
でも一本裏路地に入ると、そこは完全なる迷路。
どこも同じような道なのですぐにわけわからんなってしまう。
京都の歴史は戦火の歴史といえるくらい、昔から争いごとの舞台となっているため、霊魂が渦を巻いている場所。
暗がりがなんとも不気味で、誰かがそこから覗いているみたいだ。
京都の夜の路地裏
歩いていたら
知らない誰かに
声をかけられた
京都の夜っていう曲、作ったなぁ。
京都の妖しさ、不気味さを表現した曲。
ホームレスっていうアルバムに入ってるから、良かったらみんな買ってえええええ!!!!!
さてさて!!そんな懐かしの京都でこの週末はガッツリ歌うぞー!!!
四条河原の橋の上はもうとんでもない人通り。
しかも外国人観光客の数が半端じゃない。
そりゃそうだ、久しぶりに来た京都はマジで町全体が巨大な歴史博物館。
こんなに世界遺産と国宝の社寺がそこらじゅうにあって、当時の姿をとどめた町は世界中探してもそうはない。
外国人観光客からしたらマジでアメイジングな町だよな。
今日の路上場所は先斗町に決めた!!
鴨川の向こう側に祇園。
橋を渡ったところに木屋町。
その間にある細い細い冗談みたいな生活路地、それが先斗町。
これぞ京都といった風景を見るならここはオススメのひとつ。
両側に新旧の料亭がひしめいて、どこまでも町家が続く様子は、いくらでも写真に収めたくなってしまう。
そんな先斗町の真ん中にぽつっとそこだけお店が途切れる区間がある。
公園になっていて、飲み疲れた人がのんびりくつろぐエリアだ。
さてー、ここで路上かますかー。
てところで誰かが声をかけてきた。
「金丸さんー、久しぶりですー。女遊びしたいっすー。」
この声の主は……………
ジュンペー君。
オーストラリアで金がなくて安いソーセージを毎日食べていたら、3日経ってそれがドッグフードだったと気づいたユーモラスな男。
なにげに久しぶりやね!!
大阪でのライブ以来か!!
「いやー、なんかいいことないんすかー。なんか面白いことしましょうよー。」
「路上やってないの?」
「やってますよ。ちゃんと歌ってます。でもなんか面白いことやりたいんですよー。イクゾーも近くにいないし。」
「イクゾー今北海道にいるんだよね?噂で聞いたけど。」
「そうなんですよ。電話してみます?」
最近大阪を出て京都をブラついているジュンペー君。
イクゾーは日本に帰ってきてから地元の静岡に戻ったけれど、先日北海道に飛ばされたという話を聞いている。
「あ、イクゾー。何してるの?元気にしてる?金丸さん、イクゾー出ましたよ。はい。」
「もしもしイクゾー、元気なの?今どこなの?」
「あ、金丸さーん、釧路寒いっす。」
ブフォ!!
釧路寒いて(´Д` )
そりゃさみいわ(´Д` )
普通のこと言うなよ。
「いやー、普通のこと言うだけでこんなに面白いのイクゾーくらいだね。」
「今工事現場の仕事で釧路に出張なんですけど、泊まってるホテルに修学旅行生がたくさんいてうるさいです。殺していいですか?」
僕の世田谷でのライブのためにサプライズで日本に帰ってきたイクゾー。
ライブ後は静岡に帰ってしばらくウダウダしていたらしいんだけど、とにかく生きていく金は必要なので工事現場のバイト仕事を始めたらしい。
そして現在出張で釧路ってわけだ。
「金丸さーん、なんか面白いことしましょうよー。こんなの全然面白くないっすよー。」
イクゾーもジュンペーも血気盛んな20代。
だいたい海外に行くようなやつは、みんな何か面白いことを探している自由なやつだ。
特にジュンペーとイクゾーはその代表。
そんなやつが20代から普通に働いて、ボチボチやっていくなんて生殺しみたいなもんだよ。
もっとぶっ飛んだ楽しいことやりたいよなぁ。
俺だってそうだったから夢中になって旅してきたんだもん。
「よーし、じゃあゲストハウスでもやるかー。イクゾー働いてよ。」
「え!めっちゃいいじゃないですかそれ!俺こう見えてめっちゃ働きますよ?」
「それはわかるよ、イクゾー真面目だもんね。そんで働きながらみんなそれぞれにやりたいことをやって、休みたい時はみんなでカバーしあうような環境にしようよ。イクゾー、今でも映画作りたいんやろ。」
「金丸さん、それ神っす。やっべぇ!楽しそう!!」
「よーし、じゃあバースペースでアコースティックライブもしよう。その時にイクゾーがPAしてよ。」
「いいっね!!うわー、やべぇそれ!!ところでPAってなんですか?パーキングエリアですか?」
祇園歩いてたら伊原剛志が歩いてたり、上品そうな女将さんが着ていた着物がよく見たらめっちゃ阪神タイガースだったり、歩いてるだけで楽しい京都。
あぁ、親しんだ町でのんびり散歩する開放感って大好きだ。
「金丸さん、ゲストハウスやるんだったら僕も誘ってくださいね。改装から手伝いますから。」
いつかジュンペーとかイクゾーとか、これから出会うイカれたやつらも含めて、面白いやつが集まる面白い場所を作れたらな。
明日も京都とばすぞー!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~