こんばんは!現在地は群馬県と栃木県の県境の山の中です!
ウルトラ寒くて吐きそうです!!
今Gmailのほうにブログの読者さんからメールが来たのですが、返信しようとしたらブロックかなにかされているようで、返信できないという事態に(´Д` )ガーン
たまにあるんです、こういうの。
メールをいただけるのは嬉しいことです。
いつでもホームページのコンタクトからご連絡をください。Gmailでもフェイスブックでも。
フェイスブックのほうが確実ですが。
メールにはいつも目を通しております。
そして返信もするようにしております。
来なかったらよくわからないけどサーバーのなんちゃらだと思います………
この金丸の早漏、返事しやがらねぇ、こうなったら直接会いに行ってラーメンおごってやるぞこの野郎!!とかそう言うの好き。
よろしくお願いします!
2015年3月9日(月曜日)
【群馬県】 太田市
吞竜さん。

の横の公園。
太田の野宿スポットに認定。

みっちゃんが心配して救出にきてくれた。
ゆうべは雨が降っていたけど屋根のある小屋を発見できて助かった。
寒かったけど、まだこれくらいならいける。
仲間のみんなも泊まっていけよーと言ってくれたが、最近ずっとカッピーの家に居候させてもらっていたのでここらで一発野宿したくて丁重にお断りさせてもらった。
みんな家庭のある人たちだし、あんまり気を使わせてはいけない。
それに野宿の夜の孤独はいいインスピレーションをくれる。



北関東の平野は鄙びた歴史の匂いがする。
江戸にほど近い場所でありながらこうした田舎という風景は、どことなく品があり、取り残されたような侘しさが漂っている。
枯れ枝が曇り空に手を伸ばし、瓦屋根にカラカラとこすれている。
赤城おろしが、びゅうと休耕地を吹き渡り、線香の匂いをかき消す。
静けさが、柱を支える礎石に染みついている。
骨董市や、酒屋の杉玉、貯水池の渡り鳥、乾いた寒風に北関東の思い出が詰まっている。

みっちゃんとご飯を食べに行き、ハンバーグをつつきながらある男にメールを送った。
台湾で出会い、一緒に野宿をしながら毎日路上で歌った旅仲間のアツシ君。
日本に帰ってきてからも何度か会っている彼は、群馬県の前橋出身だ。
しばらく日本をウロウロと歌い歩いていたアツシ君だが、今は前橋に帰ってきている。
というわけで、ゆうべスーさんからライブしようぜ!という話をもらった時に、すぐにアツシ君も誘おうと思って、その話をスーさんにしたところ、一瞬にしてフェイスブックにアツシ君の名前入りでライブ告知をしてしまった。
まだアツシ君、何も知らない。
「アツシ君ー、今日アツシ君ライブだから太田で待ってるね!!」
日本に帰ってきてからもまだ海外の時のケータイを使っているアツシ君。
契約をしていないので未だWi-Fiがないと連絡がとれないという面倒くさい状況なのだが、タイミングよく返事が返ってきた。
「なんすかそれー!!太田とかほとんど行ったことないんですけど!!………い、行きます!!」
さすが、旅人。
フットワーク軽し。
夕方になってから太田に到着したアツシ君を駅まで迎えに行き、それから会場のカフェスコアに行き軽く音出し。
今夜は知り合いたちがみんな別の場所でやっている飲み会に行っているし、昨日の今日なのでほとんどお客さんも来ないで身内だけでの会になるかなと思っていたのだが、ありがたいことにブログを読んでくださっていたご夫婦がわざわざ高崎から駆けつけてくださったり、前橋からも友達がやってきてくれたりとで、それなりに席も埋まってライブがスタート。
まずはアツシ君から。
ほぼ俺と同時期に世界一周を開始したアツシ君は俺とは別のルートで旅を続け、ヨーロッパやアジア、そしてあの中南米でも苦戦しながら路上で稼いでいたというツワモノだ。
最近、バスキング旅、とは言ってもシンガポールとかオーストラリアみたいな楽勝で稼げるぬるいところばかりしか行かない人たちが多い中、アツシ君は数少ないあの南米の辛さを共有できる路上仲間だ。
エクアドルのキトのロンダストリートでチャレンジして即効警備員に止められた口だし、クスコのパンチョさんのお店でも演奏したという。

そんなアツシ君の演奏は、ディランのくよくよするなよを日本語訳で歌ったり、アートガーファンクルのソロをカバーしたりと、なかなかディープでセンスがいい。
演奏にも味がある。
台湾で出会った頃よりもかなり上手くなっていた。
最後には店内合唱で盛り上げてフィニッシュ。
次に小林進さんこと、スーさん。

北関東のライブバーならほとんどやったことあるんじゃないかってくらい精力的に活動しているスーさんは正統派フォークど真ん中。
正確なハーモニカとスリーフィンガーがいつ聴いても心地いいんだよなぁ。
最近タッグを組んでるというタケルさんのピアノともバッチリ息が合っていてすごくいいライブだった。
そして、僕。

ライブが終わってしばらくしたら、別会場でやっていた飲み会も終わってぞろぞろといつものメンバーが集まってきた。

このお爺ちゃんは、群馬界隈のボス、浜田正さん。
いつもパワフルなステージでグイグイ引っ張ってくれるすごくカッコいい兄貴分。
「フミ~、外国の女何人食ったんだあああ!!俺も外国行く!!あ、俺パスポート作ったことねぇや。」
今夜も楽しく飲んで笑って、最高の夜。
さて、寝床はどうしようか、というところだけど、今夜は仲良しのアツシ君がいる。かなり雨も強いことだし今夜はアツシ君の実家にお願いしようかな。
「アツシ君、前橋の実家ってお邪魔してもい、」
「いやー、金丸さん、今夜の寝床どうしますか。」
「あ、うん、アツシ君の実家ってダメか、」
「よし、野宿しましょうよ。前橋にいい公園があるんです。いやー、あの台北の日々、楽しかったからまたしたかったんですよー。」
「え、家があるんだから家でいいんじゃないかな……」
「いやー、楽しみだな!あ、じゃあ1回家に寄っていいですか?」
「え?なんで?」
「寝袋を取りに行かないといけないです。」
こ、この人は何を言ってるんだろう………?
実家に寝袋取りに行って外で寝るって意味がひとつもわからないんですけど………
やっぱ南米で路上やるようなやつは頭のネジがどうにかなってるんじゃあるまいか?


群馬あるある。
おおぎや2連チャン。
この日はちゃんとアツシ君の家で音楽話をしながら寝袋に包まった。
あ、もちろんアツシ君はゲストにベッドを勧めてくれるような気を使う男だ。
ありがとうね!
そしてライブに来てくださった阿部さんご夫婦。
元気なお子さんが生まれますように!!!