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Channel: 金丸文武 3年で出来ること
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花山薫の原理

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8月10日 日曜日
【中国】 シャングリラ





photo:01



飯、美味い。


でも、油っこい。


お腹、壊れている。


下痢、加速。




もう花山薫の原理ですよ。


体重×スピード×握力=破壊力



油っこい×辛い×不衛生=破壊力




photo:02



いろいろやってるんですよ………

温かいお茶を飲んで、胃腸薬を飲んで、なるべく食物繊維を摂るためにフルーツを食べ、チベットのおばちゃんが売ってる自家製のヨーグルトを食べ、そしてビールも飲まないようにしている。



もうあと足りないのっていったら立ちバックくらいのもんですよ。

1番危ない体位ですよ。すぐ漏れます。

え?下痢がですよ?






あとお金も足りませんね。
もう2万円しかないです。

これから東チベットの僻地を抜けていくのでかなりお金がかかります。
歌わないとマジでヤバいです。


インターネットは別にいいです。
メールもFacebookもできないし、なんも情報調べられないし、麻美ゆまちゃんなんて夢のまた夢ですけどまぁそんなに不便じゃないです。


あ、ちなみに先日QQという中国のSNSでアカウントを取ったのでそちらにメッセージを下さいと書きましたが、何の手違いか中国の陰謀かわかりませんが、アカウント取った次の日からアクセスできません。

なんででしょうね。多分パスワード忘れただけです。






ご、ごめんなさいーーーーーーーーー!!!!!!!!!

もしご連絡くださった方がいたら本当に申し訳ございません!!!!


連絡が取れるようになるのは香港に抜けてからになりそうです………

香港から台湾に飛ぶのが8月26日なので、遅くてもその3日前には香港に入りたいと思っています。

怒涛の返信をいたしますのでもう少しお待ち下さい。


じゅんちゃん、お、俺のこと覚えてるかな……?





というわけでなんとしても香港にたどり着くために今日からしっかり歌おう。

ギターとトイレットペーパーを持って宿を出発!!の前にトイレ!!












途中、食堂でホイコーローを食べてボチボチ歩いて古城エリアへとやってきた。

photo:03



大理や麗江に比べて飾り気の少ない古い建造物群が並んでおり、気持ち程度の土産物屋さんの前ではおばちゃんがもぐもぐとご飯を食べている。

観光客の姿もそんなに多くなく、のんびりと歩けてとても清々しい気持ちだ。

photo:04







しかし不思議なことに、この観光の目玉であるはずの歴史地区の中にかなり広い空き地が広がっている。

いや、空き地というよりは瓦礫の山が積み上げられた荒れ地だ。

photo:05




地面のいたるところに穴があいており、崩れたレンガやコンクリートが放置され、建物の壁の一部だけが取り残されており、たくさんの作業員が土や砂を運んだり、測量をしたりしている。

最初はシャングリラってのは今もこんな開発途中の田舎なんだなぁ、って好感を抱いていたけど、どうもよく見ると様子が違うみたいだ。

周りに美しい古城の建物があるのに、いきなりここだけ瓦礫の山ってなんかおかしいよな。

しかも残された半壊した建物の壁には黒ずんだススの跡も見える。


もしかしたら何かの災害で壊れたものなのかもしれないな。

その何もない寂しげな様子がとても胸に迫る。









今度は古城エリアの真ん中にそびえるお寺へと向かう。

photo:08



photo:06



photo:09



ワイワイと観光客で賑わう広場から階段を登って丘の上にある本堂で参拝。

それからお堂の裏にまわっていくと町のシンボルである巨大な金色の円柱が現れた。

photo:07



天を突くような大きなこの円柱。

photo:10




なんて呼ぶものかはわからないが、チベット仏教では筒状のものをクルクルと回して願をかけるという風習がある。

どのお寺にも必ずこのホイールがあり、参拝客はみんなクルクルクルクルと筒を回転させている。

ハンディタイプもあり、よくお坊さんとか年輩のかたがでんでん太鼓みたいなのを手に持ってクルクル回していたりする。


こういうの。

photo:11






この金色の円柱もそう。

クルクルと回せるのだ。


大人も子供も、みんな楽しそうにロープを引っ張って円柱を囲んでいる。


ただもちろんこれだけ巨大なので数人の力ではとても回せない。
誰かが力を抜くとすぐに止まってしまう。


そして止まってしまったらこれはいかんと、座ってタバコを吸っていたおじさんとかみんながワラワラ集まって、イーアールサーン!!イーアールサーン!!と掛け声をあわせてロープを引っ張る。

小さな子供たちも力の限りに引っ張っている。

円柱はまたゆっくりと回り始め、みな安心した笑顔で写真を撮っている。

そんな何気ない光景と、人々の笑顔がとても可愛らしかった。












photo:12



さてー、歌うぞー。

古城エリアの中にわずかにバーやレストランが並ぶ通りがあるんだけど、おそらくここがこの町の1番賑やかな通りだろう。

昼間は静かな場所だけど、夕方になって少しずつ人通りが増してきた。

観光客の数は本当に少ないもんだけど、静かな通りなので麗江や大理みたいに声を張り上げないでいい。

ポロポロとアルペジオをして囁くくらいの歌い方でも充分聞こえるくらい静かなレストラン通り。


久しぶりにゆったりと歌えるぞ。


改修工事をやってる家の前の階段にダンボールを敷き、そこに腰かけて丁寧に歌った。

photo:13












photo:14



photo:15



やっぱりシチュエーションがいいと入るお金の単価が上がる。

10元紙幣、20元紙幣がバンバン入り、静かなのでゆっくり自分のペースで歌える。

ああ、やっぱりこれくらいの人通りのほうがやり易い。
お祭り会場は疲れるからな。



photo:16



そしてこんな僻地まで来るような観光客にはそれなりにお金を持った人が多く、英語を喋れる人や日本語を喋れるキチンとした教育を受けた中国人がほとんどだ。

たくさんの人が声をかけてくれ、うちの街に来たら連絡してね!と言ってくれる。


のだが、やっぱりFacebookとGmailが使えないのは痛いなぁ………

中国人の友達たくさん欲しいんだけどなぁ。

photo:17



photo:18









「こんばんはー!日本人のかたですか?わー!すごい!とても嬉しいですよー!!」


そんなところに流暢な日本語で話しかけてきてくれたのは、これまた頭の良さそうな中国人の男の子と女の子。

とても明るく、丁寧で、日本語もネイティブレベルに操る彼らと一発で仲良くなり、一緒にご飯行きましょう!ということに。



「うわー嬉しいです。声かけてくれてありがとうございます!」


「いえいえ、恐縮でございますぅ。こちらこそお会いできて嬉しいです。」



恐縮でございますって。
よくそんな日本語知ってるなと思ったら、どうやらこの2人、上海の東京三菱UFJ銀行の行員でした。

ただの超エリートですね。

photo:19









というわけで、この夜は路上の後に彼らとピザを食べに行き、何話したかよく覚えてないくらいとりとめのないことを喋り、夜中に宿に帰った。


中国で路上するとただじゃ帰られない。
これからもその全てがいいことであって欲しいな。


リーちゃん、シュウ君、ありがとう!!
日本で待ってるからね!!



photo:20



今日のあがりは705元。117ドル。







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